アマゾンが北海道漁業にスポット、札幌で公開討議

2016年10月20日

パネルセッションで発言する道の伊藤さん㊧と蝦名専務

 北海道の漁業にスポットを当てた「北海道を元気に!アマゾンとAWSが貢献できること」と題するパネルセッションが12日に札幌市内のホテルで行われ、インターネット通販大手のアマゾングループがクラウドサービスを通じてどんな協力ができるかについて情報共有した。

 アマゾンウェブサービス(AWS)が提供するクラウドサービスの最新技術動向などを紹介する「AWSクラウドロードショー2016札幌」の一環として企画された。

 漁業関係のパネリストとして、道庁水産林務部漁港漁村課の伊藤慶子さんと、留萌管内羽幌町でエビ漁業を営む蝦名漁業部の蝦名桃子専務の女性2人が招かれた。

 北海道の漁業について紹介した伊藤さんは、特に消費・流通の拡大や地域力の向上に向けた取り組みで「女性の方々の力が非常に大きい」と強調。道職員としても「ハマドンナ」と呼ばれる浜の女性応援隊を組織し、各種の手伝いを行っていることを紹介。

 そのうえで、「浜の女性はレシピや浜独自の食べ方などいろいろな知識をもっているが、情報発信が不十分で活用されていない。また、漁業活動と家事の両立で、6次化などに回す時間が足りない。今後、効果的な情報発信・販売活動などができれば、ますます女性の活性につながると思う」と問題提起した。

 続いて、蝦名専務が浜の女性たちで製造販売している「酒蒸し甘エビ」について紹介。「料亭やレストランとつながるきっかけをもちたい」「エビの鮮度のよさなどを現地で見て食べてもらうツアーはできないか」「空港販売や機内食採用という夢ももっている」などと述べ、アマゾンのアドバイスを求めた。

 アマゾン側からは、モバイルだけで3000万人以上の顧客をターゲットとして、地域のユニークな食品や特産品を紹介する「Nipponストア」や都道府県ごとの特産品を売る「物産展フェア」を活用する方法などを紹介。また、ご当地を題材とした映像作品や本との連携なども提案。最新のIT技術や横の連携を駆使した販路拡大の検討を呼び掛けた。[....]