みらい造船新工場が完成、400人が門出祝う

2019年9月10日

「かなえ丸」と命名された建造中の新船がシップリフトへ移動された

 みらい造船(木戸浦健歓社長)の新工場竣工式典が8日、宮城県気仙沼市朝日町の現地で開かれた。海上の船を台座(プラットホーム)で垂直に持ち上げるシップリフト式の上架方法を採用し、防潮堤の内側にある工場施設内へ引き込む安全性と効率のよい作業環境が特徴。式典には渡辺博道復興大臣らが出席し、新工場で最初の建造船となる近海マグロはえ縄漁船がお披露目された。

 みらい造船は東日本大震災で被災した気仙沼の4つの造船会社が未来を見据え大同団結で設立した。「がれきの中で新しい造船所の夢の話をした」と、木戸浦社長は当時振り返る。吉田慶吾会長は「永遠に続くみらい造船でありたい」と、気仙沼の造船業の新体制にかける意気込みを表明した。

 新工場は5月末に完成し、現在は近海、遠洋のマグロはえ縄漁船、アルミ船の3隻を新造中で、シップリフトを使った修繕船の上下架も経験している。月内にも新工場へすべての機能を移転し、業務を本格化させる。[....]