[1026]みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第23回年次会合の結果から

2017年1月24日

 昨年10月10日から13日まで、台湾の高雄において、みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第23回年次会合が開催されました。結果概要をお知らせします。

 CCSBTは、ミナミマグロの保存および最適利用の確保を目的として、1994年に設立された地域漁業管理機関です。他のマグロ類地域漁業管理機関と異なり、対象水域の限定はなく、ミナミマグロ1種のみを対象としています。

 今次会合には、メンバーである日本、豪州、ニュージーランド、韓国、インドネシア、南アフリカ、台湾およびEUの8ヶ国・地域が出席しました。なお、南アフリカは昨年まで協力的非加盟メンバーでしたが、昨年2月に新たに委員会に正式加盟しました。
 我が国からは太田愼吾水産庁資源管理部審議官(政府代表)ほか、水産庁、外務省、経済産業省、国立研究開発法人水産研究・教育機構(国際水産研究所)、関係業界団体の担当者などが出席しました。

 今回の年次会合では、2013年の年次会合で合意された結果に基づき、2017年のミナミマグロの総漁獲可能量(TAC)を現行どおり1万4647トンとすることが確認されたほか、2018年から2020年の3年間の次期TACについて、委員会の下部機関である科学委員会および順守委員会からの勧告を踏まえて、現行より3000トン増となる各年1万7647トンとすることが合意されました。

 その結果、2018年から2020年における我が国に対する各年の割当量については、現行より1428トン増となる6165トンとなりました。ただし、この中からインドネシアに対して各年21トン、南アフリカに対して各年27トンが移譲されることになっています。

 このほか、保存管理措置の順守を強化するため、公海における大型流し網漁業を禁止する決議が採択されたほか、IUU(違法・無報告・無規制)船舶リスト決議について、IUU漁船の情報をより広く活用するための改正が合意されました。

 次回の年次会合は、2017年10月9日から12日までインドネシアのジョグジャカルタで開催される予定です。
(水産庁国際課)

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