ぷろふぃる/神立景子NOAA海洋漁業局アジア代表

2016年12月9日

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「世界平和・繁栄に貢献したい」と語る神立景子さん

 「これまでの自分のキャリアの集大成」と話す。今年8月に米国海洋大気庁(NOAA)海洋漁業局(NMFS)アジア代表に着任した抱負だ。

 フルブライト留学生としての大学院で学んでいた当時、米議会上院議員だったテッド・スティーブンス氏と後に国務長官になるジョン・ケリー氏の昼食会に参加。「現在の仕事でスティーブンス氏が制定に尽くした漁業法の施行に関わり、ケリー氏のもと海洋・漁業問題に取り組み感慨深い」と語る。

 前職は在日米国大使館科学技術環境課の上級スペシャリストだった。漁業、環境全般を担当し、同国政府高官や外交官への日本の政策に関するアドバイス、報告書の執筆、連邦政府機関の来日サポートを行ってきた。印象に残ったことに、世界で最も難しい国際交渉の一つといわれる国際捕鯨委員会(IWC)を挙げる。「立場や意見が異なる国々が納得する結果という高い目標に向かって、知識、分析力、コミュニケーション力が磨かれ、優秀な方々と働いてきたことは私の財産」と振り返る。

 アジア代表としての業務は、米国の水産政策・規制の施行、アジア諸国の水産物貿易政策・規制および市場のモニタリング、シーフードショーの動向調査を担当。「持続可能な水産業発展のために尽力する現在の仕事は、世界平和・繁栄に貢献するという自分の究極の目的にも合致する」と話す表情にも充実感があふれる。
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