ふくいサーモン4年目で来春は100トンの生産目標に

2017年11月22日

 天然魚が不安定な中、通年で安定供給できる養殖魚の確保を目指して福井市中央卸売市場の水産卸・福井中央魚市㈱が養殖事業に本気だ。2014年から始まったトラウトサーモン養殖実証事業に1年目から参画。現在は専門チームを立ち上げ、「ふくいサーモン」と名付けられたブランド魚の稚魚育成から販売を手掛けている。間もなく池入れする4年目は100トンの生産を目標に掲げている。

 養殖事業プロジェクトの吉田祐記チームリーダーは「福井市鷹巣漁場で養殖した1年目は1トン止まり。南部のおおい町・大島漁場に場所を移し、3年目は60トンを成魚まで育てられた」と紹介。

60トンの「ふくいサーモン」は、半数が今年4~5月にかけ鮮魚出荷され、半数がJF福井漁連の水産加工施設でドレス、フィレー、ロインなどの冷凍加工品にされ、生食用サーモンとして通年供給に充てられている。吉田チームリーダーは「3年目にして品質的に満足いただける魚がようやくできた。福井県内で種苗生産から行っているという面での評価も高い」と話す。

 生産4年目の稚魚約7万尾は間もなく池入れとなる。来春には一層進化した「ふくいサーモン」が供給される予定だ19年に400トンの年間生産量の達成を目指しは止まることなく前進を続ける。[....]