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おいしく多彩! 函館のイカ加工品

2012年7月12日

函館地区はスルメイカの水揚げが生鮮、冷凍合わせて約3万トン(平成23年、北海道漁連まとめ)と、道内トップクラスを誇る。今シーズンは序盤から順調な水揚げを示しており、今後のさらなる活性化が期待されるところだ。水揚げ後背地には高い技術力を誇る加工業者がひしめき、珍味や惣菜など多彩なイカ加工品を製造しており、その味わいは多くの庶民に親しまれている。旬を迎えた函館のイカおよび有力メーカーがつくる注目の商品にスポットを当てた。

函館市水産物地方卸売市場によると、同市場6月の生鮮スルメイカ取り扱いは前年同月比9割増の240トンだった。「船が出られれば漁がある」(市場関係者)という状況で、水揚げは順調に積み上がった。魚体の成育具合もよく、6月の段階ですでに20尾入り(5?6キロ発泡詰)が散見された。

函館水産試験場・調査研究部の澤村正幸研究主幹は、ここまでの漁況について、「今年は漁期前の調査などで日本海全体のスルメイカ資源量は、昨年より多いと推定されていたうえ、北上も昨年よりは早かった。(道南近海の水温は)沿岸の方が、沖合いより温かく、イカが沿岸寄りに回遊したため、沿岸漁獲の増加につながった」との見解を示している。

ただ、函館における6月の水揚量は昨年よりは多いが、過去10年の平均値よりは少ないという。今後については「沿岸水温が上昇しすぎると、イカの北上が早まる」とし、水温動向がポイントと指摘している。  加工関係者は「イカ産業は函館の基幹なので、潤沢な水揚げと活発な商戦を期待したい」と話している。[....]