「MP減らすしかない」高田秀重東京農工大教授が講演

2019年12月20日

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プラスチック問題の本質を説く高田教授

マイクロプラスチックは、5㍉以下に小さくなったプラスチックと定義されている。プラスチックは世界で年間4億トンが生産されている。加工、輸送を含め生産で石油産出量の8~10%を占める。石油消費は2050年には20%を占めるという推定もある。温暖化においても大きな問題で、今、世界ではプラスチックの問題は、汚染と温暖化がリンクして考えられている。

海のマイクロプラスチックの問題も、海に出るプラスチックを海に出さずに燃やしてしまえばいいのでなく、欧州では生産を抑え、燃やさずに済む方向も考えている。プラスチックは石油を使うことから温暖化につながるとして、消費自体を抑えていこうという背景がある

海に入るプラスチックの問題は、海の生物が餌と間違えるか餌と区別できずに食べてしまうこと。海の中でプラはだんだんに破砕が進んで小さくなり、小さな生物が取り込み食べてしまう。

プラスチックを減らす動きは欧州中心に進んでおり、日本は遅れている。プラスチックゴミはリサイクルが進んでいるという人もいるかもしれないが、純粋なリサイクルは全体の17%にすぎない。海外輸出を含めての数字で、国内で純粋にリサイクルされているものは1割以下にすぎない。[....]