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「HACCP難しくない」、義務化前に全水卸が研修会

2017年7月27日

 全水卸(伊藤裕康会長)は25日、東京・浜松町の東京會舘で2017年度第1回研修会を開いた。18年度に法制化されるHACCP義務化への対応について、池戸重信宮城大名誉教授が講演、HACCPは「決して難しいものではない」と前置きし、「食品の安全性の確保を考えた時に誰もがたどり着く頭の中の答えを『見える化』するものだ」と例えた。

 HACCPは1990年代、導入に向け世界的な機運が高まった。国内でも95年に「総合衛生管理製造過程(マル総)」の名で定着が試みられたものの認証企業が増えず、きょうまで20年が経過していた。再びチャレンジしようとしているのは、食料品の輸出拡大と、輸入規制を進める(輸入品に対して科学的な根拠なく自国の規制より厳しい規定を適用してはならないため、輸入規制を強めるには国内の規制を強化することが必須)という「(日本国内の)食産業の振興的な観点が強い」と指摘。

 HACCP義務化を進めることで日本国内の食産業の衰退を招くような事態を引き起こすことは、政府側も望んでいないことを強調した。[....]