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「里海活用と追求」の教育を、全漁連・全内漁連シンポ

2019年2月26日

 JF全漁連、全内漁連が主催するシンポジウム「里海保全の最前線」が23日、東京・文京区の東京大学安田講堂で開かれ、集まった約500人に海洋教育の重要性を改めて訴えるとともに、最先端の事例紹介や各地域の活動報告が行われた。

 多摩市立南鶴牧小学校の關口寿也校長(全国小中学校環境教育研究会部長)が「持続可能な社会のための地域と学校の協働」をテーマに基調講演。關口校長は地球温暖化や東日本大震災後の福島県の実情などを紹介しつつ、エビ養殖を例に挙げて「社会、環境、国際間、経済など多くの問題があり、小・中学生、高校生に教えるにはすべてを把握しなければならない」と難しさを指摘した。そのうえで「持続可能な開発のための教育(ESD)」の考え方を示し、「問題解決能力の育成が不可欠。従来の記憶型学習でなく、活用型学習、追求型学習の向上が必要だ」と強調。「身に付けさせるのは知識という『結果』でなく、未来に挑むための資質や能力という『過程』だ」と学習現場に訴えた。

 引き続き第1部のトークセッションでノリすき体験を行うJF船橋市漁協活動グループ(千葉)、河川を清掃して実際に子供たちを遊ばせる南川ラインレスキュー(福井)、高校生が取り組む芦北地域アマモ場再生・保全活動組織(熊本)の3例が発表された。[....]