「通い水槽」活魚を初入荷、大水京都支社が産地と開発

2017年1月25日

セリにかけられる「通い水槽」入荷の天然漁
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セリにかけられる「通い水槽」入荷の天然漁

 京都市場で20日、同市場が支援し㈱大水京都支社が産地と連携して開発した「通い水槽」による活魚の初入荷が行われた。「通い水槽」とは市場と産地間を往復して繰り返し使用できる活魚水槽。

 容量1600リットル(FRP製)の大型仕様で、ブロア(エアポンプ)と酸素ボンベを併用してヒラメ、タイなどの最大投入量は約300キロが活魚で運べる。通常の活魚水槽と比べ①通常のトラックで活魚のまま運搬可能②産地での出荷労力や経費の節減③廃棄物削減による環境負荷の軽減(使い捨て発泡スチロールやエアポンプが不要)-など、産地の出荷効率化にメリットがある。同市場は取扱量の拡大を図るため、全国の産地出荷者と連携した取り組みを進めており、その一環で実施した。

 新型水槽4基を使用し、鹿児島県出水郡長島町の地元漁協・JF東町漁協などが出資し設立した販売会社(株)JFAの協力で行われ、同社が展開する「長島大陸市場」ブランドの天然魚(ヒラメ約21キロ、タイ約9キロ、平スズキ約7キロ、アコウ約3キロの計40キロ)が鮮魚卸売場に並んだ。

 午前5時ごろ行われた初入荷セレモニーでは、出荷したJFAの中薗康彦取締役らが「養殖ブリだけでなく、天然活魚の出荷も始めるので市場関係者にはよろしくお願いしたい」などとあいさつした。

 同市場は今後も、取り扱い増につながる市場の資材開発を、市場関係者とともに進めていく方針だ。[....]