「輸出拡大現場の声反映」、山本農水大臣が就任会見

2016年8月5日

就任会見を行う山本有二農林水産大臣

 第3次安倍再改造内閣で農林水産大臣に就任した山本有二新大臣は3日夜、農林水産省内で就任後の記者会見を行った。輸出拡大に向けては衛生証明書の発給体制の問題に触れ、「(輸出事業者の)悩みを聞いて、厚生労働省との調整をしないといけない」と述べ、現場の声を反映した輸出振興策に取り組む姿勢を強調。水産資源の問題には「農林水産省と(現場や識者とに)肌感覚の違いがあるのでは」との認識を示した。漁船漁業の構造改革については、「(漁船リース事業など)工夫が求められる」とし、対策の必要性を指摘した。

 漁船漁業については地元、高知県を例に、「室戸岬にはかつて遠洋漁船が100隻以上あったが、今は一隻もない。カツオ一本釣りは地元の誇りだが、魚価が安定しない」と述べ、「リース事業など工夫が求められる。工夫がないと厳しい」と、対策の必要性を訴えた。一方「宿毛ではマグロ養殖が成功している。種苗のイノベーションや高価な魚種の養殖など新しい考え方で望む」と方向性を示した。

 資源管理ではカツオを例に、「土佐清水の漁労長からフィリピン沖産卵場がおかしいと聞く」とし、「農林水産省に危機感がないとは言わないが、(現場との)肌感覚に違いがある」との認識を示した。[....]