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「爆買い」下火に「楽しむ消費」増える、今年の春節事情

2017年2月8日

築地場外市場でも訪日客に対応するため中国語など多言語表記が増えている

 今年の春節の1月28~2月2日、中国をはじめとするアジアの国・地域から多くの観光客が日本各地を訪れ楽しんだ。近年注目される、中国人観光客による単価の高い商品を大量に買う「爆買い」だが、今年は一段落し、再訪を織り込んだショッピングや外食を楽しむ消費に移ってきているようだ。

 水産関連では「爆買い」はみられなくなり、スマホの画像を見せて指名買い」する客が増えている。

 築地場外市場にある北田水産(株)の販売店「魚がし北田 築地店」の西川理絵子店長は、「『爆買い』が今年はぱったりと止まった感じがする」と、ギャップに驚きを隠せない様子。「昨年は『1㌔パックの干しホタテ貝柱を店の在庫全部ほしい』という客や、友人などのお土産用として、一袋300円程度の珍味30~50袋のまとめ買いも多かった」。爆買いが止まったのは昨年末あたりからという。

 ただ高価格商品の購入数は減っても売れ行きはコンスタンという。今年の傾向は口コミや友人から受け取った商品画像をスマホで見せて買う「指名買い」。同店は土産として持ち帰りやすい乾物商品の種類を増やし、売り上げを増加させた。

 訪日外国人客の人気スポット、大阪・黒門市場も客数が年々増加傾向。調査では平日の来店客は約2万6000人。このうち少なくとも1万人以上は外国人と推計している。国・地域別では、台湾および香港が約7割。中国本土からの客もいるが、最近では韓国からの客も。水産物ではフグやカニを食べる客が多いが、ウニやホタテ、マグロの寿司や、海鮮丼などは周年にわたって消費されている。[....]