「海づくり-高知家大会」開催、両陛下が最後のご臨席

2018年10月30日

イサキとイシダイの稚魚を放流する天皇・皇后両陛下(代表撮影)

 「第38回全国豊かな海づくり大会-高知家大会」が28日、天皇・皇后両陛下ご臨席のもと、高知県内で行われた。両陛下による稚魚のご放流を通じ、大会テーマ「森・川・海 かがやく未来へ 水の旅」に込めた思いを共有。水産業振興や地域活性化、自然環境の保全に取り組む決意を新たにした。
 来年4月末の退位を前に両陛下が大会に臨むのは最後になる。高知市の市文化プラザ「かるぽーと」で行われた式典行事で大会会長を務める大島理森衆院議長は両陛下が皇太子ご夫妻の当時からご出席、漁業関係者らを励まされてきたことに触れ「多くの人々が海や漁業に対する関心と理解を深め、豊かな海づくりに参加するようになりました」と謝意を述べた。JFすくも湾漁協の髙見良理事は式典を終え「高知県の海を守り、次の世代につなげたい」と決意を新たにした。
 式典では高知県出身の坂本龍馬がまとめた8か条の国家構想・船中八策にちなんだ「海づくり八策」が発表された。大会推進委員会会長の岸宏JF全漁連会長が、水産資源の維持管理や環境・生態系の保全の重要性を認識して豊かな海をつくり継承する大会決議を読み上げ、満場一致で賛同した。
 式典後は土佐市の「宇佐しおかぜ公園」で海上歓迎・放流行事を実施。両陛下は放流台から放ったイサキとイシダイの稚魚が海へ到達し、泳いだあとの姿まで見送られた。[....]