正社員募集中

「下関ふく」水産初のGI登録、知財・生産者保護前進

2016年10月13日

 山口県の下関唐戸魚市場仲卸協同組合が申請していた「下関ふく」が12日、水産品として初めて地理的表示(GI)として登録された。「下関ふく」は、活かし込みや除毒処理により、身質が引き締まり、鮮度が保たれている点を特徴としているトラフグ。農林水産省ではGI保護制度を通じて、知的財産として生産業者の利益を保護している。

 「下関ふく」の登録番号は第19号。下関唐戸魚市場はトラフグの集積地として長い歴史をもち、今でも全国の漁場、養殖場から集荷している。下関唐戸魚市場仲卸協同組合の目利き力と、フグ処理の技術は他産地と一線を画しているとして、申請が認められた。

 GI制度は、昨年7月から登録申請の受け付けが始まった。品質について、国のお墨付きともいえる制度で、GIマークを付けることで、ほかの産品との差別化が可能になる。地域ブランド保護を目的とする制度では特許庁所管の地域団体商標などがあるが、GI制度は不正使用については行政が取り締まる点が大きな違い。水産関係では青森県の「十三湖産大和しじみ」が1月に登録申請している。

 地域団体商標は取得しても、不正使用の際には自己負担で訴訟などを起こす必要があるが、国内法の整備は今臨時国会のTPP関連法案として提出されている。[....]