[1088]「ワシントン条約(CITES)第18回締約国会議」の結果について

2019年11月28日

アオザメを付属書Ⅱに新規掲載、熱帯域のナマコも。

 8月17~28日にかけて、スイス連邦のジュネーブで開催された、「ワシントン条約(CITES)第18回締約国会議」の結果についてお知らせします。

 ワシントン条約はCITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約で、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより、絶滅のおそれのある野生動植物の保護を図ることを目的としており、2~3年に1回開催される締約国会議では、附属書Ⅱおよび附属書〓の改正などについて議論されます。

 過去の締約国会議では、イワシクジラやミンククジラなどの鯨類、ジュゴン、ウミガメ類などの附属書Ⅱへの掲載、シュモクザメ類、オナガザメ類などのサメ類、イトマキエイ類、ヨーロッパウナギなどの附属書〓への掲載が採択されており、CITES締約国において、附属書〓掲載種については商業的な国際取引の禁止、附属書〓掲載種については、輸出に際し輸出国当局の許可証が必要となるなどの措置がとられています。

 なお、条約上、締約国は掲載種について留保をすることが可能となっており、上記の措置が必要とならない場合もあります。

 第18回締約国会議には、約160か国、EU、国際機関、NGOなどが参加し、我が国からは、諸貫水産庁資源管理部参事官のほか、外務省、経済産業省、環境省及び関係業界の関係者が出席しました。

 主な水産関係種の附属書改正提案の結果は、以下のとおりです。

(1)アオザメ・バケアオザメ:附属書Ⅱ新規掲載(提案:メキシコなど55か国)→採択

8月25日 第1委員会【可決】賛成102票(日本は反対) 反対40票 棄権5票。

8月28日 本会議【委員会の結果を採択】

(2)熱帯域に生息するナマコ類3種:附属書Ⅱ新規掲載(提案:EUなど32か国)→採択

8月25日 第1委員会【可決】賛成108票(日本は反対) 反対30票 棄権7票。

8月28日 本会議【委員会の結果を採択】※附属書改正提案は、出席し、かつ投票する国(賛成・反対の合計)の3分の2以上の賛成で可決。

 次回の締約国会議は、2022年3月頃にコスタリカで開催される予定です。

(水産庁漁場資源課)

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